佐賀市議会 2000-09-07
平成12年 9月定例会−09月07日-01号
平成12年 9月
定例会−09月07日-01号平成12年 9月
定例会
9 月 定 例 会
●会期 21日間
議 事 日 程
┌──┬────┬─┬────────────────────────────┐
│日次│月 日│曜│ 議 事 要 項 │
├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
│ 1 │9月7日
│木│午前10時開会、諸報告、
都市開発調査特別委員長中間報告、質│
│ │ │ │疑、新
焼却炉建設調査特別委員長中間報告、質疑、
提出議案付│
│ │ │ │議、
提案理由説明、
農業委員会委員推薦、散会 │
├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
│ 2 │9月8日
│金│休会 │
├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
│ 3 │9月9日
│土│休会 │
├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
│ 4 │9月10日
│日│休会 │
├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
│ 5 │9月11日
│月│休会 │
├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
水道局長 秀島敏行 ガス局長 井手通隆
教育長
櫻木末光 教育部長 吉富康仁
農業委員会
監査委員 田中吉之 江副勝利
事務局長
選挙管理委員会
鶴 登
事務局長
△開会
○議長(藤田龍之)
これより
市議会定例会を開会いたします。
△
会期決定
○議長(藤田龍之)
会議を開きます。
本
定例会の会期を本日から9月27日までの21日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって本
定例会の会期は21日間と決定いたしました。
△
議事日程
○議長(藤田龍之)
次に、会期中の
議事日程はお手元に配布いたしております日程表のとおり定めることに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって会期中の
議事日程はお手元に配布いたしております日程表のとおり決定いたします。
△諸報告
○議長(藤田龍之)
日程により、この際、諸報告をいたします。
報告の内容については、配布いたしております報告第3号によって御了承願います。
報告第3号
諸報告
●
例月出納検査の報告について
平成12年6月1日から平成12年9月6日までに、
監査委員より
例月出納検査の結果について下記のとおり報告された。
その内容は、それぞれ
議員各位にその(写)を送付したとおりである。
記
6月19日
例月出納検査結果報告について
(
一般会計・
特別会計等の11年度4月分・12年度4月分)
6月19日
例月出納検査結果報告について
(
公営企業会計の12年度4月分)
7月19日
例月出納検査結果報告について
(
一般会計・
特別会計等の11年度5月分・12年度5月分)
7月19日
例月出納検査結果報告について
(
公営企業会計の12年度5月分)
8月21日
例月出納検査結果報告について
(
一般会計・
特別会計等の12年度6月分)
8月21日
例月出納検査結果報告について
(
公営企業会計の12年度6月分)
●
陳情書等の
受理状況について
平成12年6月1日から平成12年9月6日までに、受理した陳情等は、下記6件で、その内容は、それぞれ
議員各位にその(写)を送付したとおりである。
記
・
原水爆禁止・2000年国民平和大行進の要請書
原水爆禁止2000年国民平和大行進
佐賀県
実行委員会
・「
核兵器全面禁止・
廃絶国際条約締結を求める意見書」採択についての要請
国民平和大
行進佐賀県
実行委員会
代表
水落一幸
・
核兵器廃絶・
平和行政に関する要請
原水爆禁止九州ブロック会議
議長 坂本 浩 外1名
・陳情書(
都市計画道路白山・呉服元町
線事業促進について)
都市計画道路白山・呉服元町
線事業促進期成会
会長
伊東敏雄 外4名
・
城東中学校南側に
運動場拡張に関する陳情書
佐賀市立城東中学校PTA
会長 原田 勉 外8名
・陳情書(
県内建設業者の
優先活用について)
社団法人佐賀県
建設業協会
会長
松尾幹夫 外1名
△
都市開発調査特別委員長中間報告・質疑
○議長(藤田龍之)
次に、
都市開発調査特別委員会に付託し、
継続調査中の佐賀駅
周辺開発、
佐賀城公園及び
周辺整備に関する
諸種調査について、
中間報告を求めます。
◎
都市開発調査特別委員長(
黒田利人)
8月25日に開催をしました
都市開発調査特別委員会の審査の概要について、御報告を申し上げます。
初めに当局より、
佐賀城公園及びその
周辺整備について、
地元自治会、
関係地権者との
説明会の計画、
都市計画道路城内線の
整備状況及び今後の
事業推進の方向性について説明がありました。
続いて
県立歴史資料館(仮称)の整備について、
歴史資料館とその周辺の将来イメージ図の提示、
復元建物と
展示空間の
計画プランの説明、
庁内ワーキングの設置、並びに
公園整備に伴う
赤松公民館の
移転改築の
スケジュール案等の説明がありました。
これについて委員より、佐賀市の意見としてもう少しきちんとまとめ、当
委員会の意見も取り入れて発言してもらいたい。
歴史資料館にしても佐賀市の負担がないから意見を述べないという考え方ではなく、一番活用するのは
佐賀市民であり、市としてもそれなりのノウハウを持って県に意見を言うべきである。佐賀市が主体性を持ち、今後しっかり検討して進めていただきたいとの意見に対して、当局より、市としても県と折衝はしており、例えば
展示計画、今後の活用面については、
関係部署の職員と仕事を通じて話をしている。佐賀市に建設されるものだから当然大切に思っており、機会を通じてどんどん意見を伝えながら、よりよい
資料館建設ができるように図っていきたいとの答弁がありました。
次に委員より、復元ということならば天守閣まで復元してもらいたいが、天守閣は時代がずれているからと復元しない。
明治維新期の最後の時代を忠実に復元するが、天守閣の方には手をつけないのはどうしてかとの質問に対して、当局より、天守閣については
文献資料が整っているのか、天守閣をシンボルとして市民が本当に必要としているのか、
市民レベルでの機運の高まりはどうかなど、クリアしなければならない点について検討をしていきたい。また、
歴史資料館については佐賀市の
活性化策との
連携指針が不十分だととらえているので、
庁内ワーキング組織を確立して議論の場を広め、県と市の連携を図りながらお願いしていきたいとの答弁がありました。
次に当局より、NTTとの
共同ビルについて建物の
基本コンセプトと主な機能の考えがほぼまとまり、その概要について説明がありました。
これについて委員より、
市民活動センターの機能面の内容が大分変わっている。このように変わってきたいきさつは何か、また新
事業創出支援とは具体的に何かとの質問に対して、当局より、機能面が変わったのは
関係各課と具体的な協議をしていく中でどういう機能が必要なのか、どこまでできるのかを煮詰めていき一部変更した。
新
事業創出支援については、従来、
市民活動を狭義にとらえて営利を目的としないボランティア的な活動を考えていたが、一部の企業の
事業活動も取り入れ、本当に
市民生活に必要な活動が何かということを考えた。今後の佐賀市の活性化を考える場合に、
事業活動にもある一定の支援をしていかないと非常に難しい。佐賀市には
佐賀大学の
情報科学科等いろんな学科があり、その中で
新規事業、
ベンチャービジネス関係の仕事をしたいが、なかなか部屋が借りられないという状況もある。そこで
情報機器を活用して少人数、小規模で企業化しようという人たちを支援していきたいとの答弁がありました。
次に当局より、
バスセンターの整備について、利用者から不便、危険、汚いという不満が出ていたため、早急に現地で機能の整備を図っていきたい。いろいろ専門家に改修案を出してもらい、どういうことをどこまですればいいか考え方をまとめ、できれば来年度当初予算に
設計関連経費をお願いしていきたいとの説明がありました。
これについて委員より、
バスセンターについては現状のままで総合的な駅周辺の
整備計画をつくるのか。我々は現在の
バスセンターではどうしようもないから、長年にわたり検討し、調査にも多額の費用をかけてきたと思う。それらを全部ほごにして
現地改修で進めるのかとの質問に対して、当局より、
バスセンターは建設から既に24年たっており、
施設自体が老朽化している。利用者からも不満等いろいろ問題があるので、早急に現地での改修をしたいとの答弁がありました。
これについて委員より、改修案については専門家の意見を求める理由は何かとの質問に対して、当局より、どのように
バスセンターを改修すれば利用者に最も喜んでいただけるのか。そのレベルと質はいっぱいあるので、一番機能しやすい、使いやすい
バスセンターにするための御意見、御提案を専門家にいただきたいとの答弁がありました。
これに関連して委員より、1日約 900台のバスが通行するところに
バリアフリーの
横断歩道をつくるとのことだが、お年寄りや
身体障害者の方は渡るのにかなり時間がかかるし、バスは何回もとまることになる。そういうことを考えると、根本的に変えなくてはならない問題を先送りにして、安易に
現地改修だけするのはやめて、再検討してもらいたいとの意見が出されました。
これについて他の委員より、
現地改修でいいと思うが、ただ、1日約 900台通行ということで、信号機など何らかの対応をしないと危ないとの意見が出されました。
最後に委員より、以前から駅前の全体計画をはっきりさせてほしいとの要望を出していた。いまだにそれを示さないということだが、一体いつまで待てばいいのか。我々としても
バスセンターの問題を含めて総合的に検討したいという気持ちを持っている。いつまでにできるのかをはっきりさせていただきたいとの質問に対して、当局より、確かに先延ばしという感じでこれまでやってきている。現在、庁内では建設部と産業部との検討の場を持っているが、具体的に煮詰めてはいない。
バスセンターについては利便性を考え整備したいが、
平面交差について指摘を受けた問題点については、他市の例を参考に調査させていただきたい。また、
バスタクシー協会、JRとの協議もあるし、1日 5,000人以上利用している駅、
バスセンターについては
バリアフリー法に基づく整備が必要となるので、あわせて整備していきたい。
特に、駅前の広場をどうするかということは一番の課題だと考えているので、庁内で検討して、なるべく早目に全体構想に取りかかるようにしたいが、時期的な問題と予算との関係もあるので、もうしばらく時間をいただき、まとまり次第報告したいとの答弁がありました。
以上、当
委員会の
審査概要について報告を終わります。
○議長(藤田龍之)
ただいまの
中間報告に対して御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
別に御質疑もないようでありますから、これをもって
中間報告に対する質疑は終結いたします。
△新
焼却炉建設調査特別委員長中間報告・質疑
○議長(藤田龍之)
次に、新
焼却炉建設調査特別委員会に付託し、
継続調査中の新
焼却炉建設に関する
諸種調査について、
中間報告を求めます。
◎新
焼却炉建設調査特別委員長(
江島徳太郎)
8月25日に開催しました当
委員会の概要について、御報告を申し上げます。
まず、当局より
経過報告と今後の
スケジュールの説明があり、6月
議会終了後に
荏原製作所と本契約を締結した。また、7月14日に
市都市計画審議会で建設に異議がない旨の答申を得、8月21日に県知事の同意を得た。
国庫補助については8月31日に県から国の方へ申請を行っていただくよう手続を行っている。
敷地内の配置については
荏原製作所と協議を重ねてきており、8月末には
基本設計を終わりたい。それと同時に、建設地の造成の
実施設計や
地質調査を進めている。
埋蔵文化財の調査は10月中旬に終える予定でいる。10月中旬から護岸、
造成工事に入り、12月には
仮設工事、平成13年1月初旬からくい打ち工事を行い、
本体工事に入り、平成14年12月には試運転にかかりたいとの説明がありました。
これに対し委員より、全体でどのくらいの費用がかかる見込みなのかとの質問があり、当局より、
リサイクルプラザを除いて、当初予算では継続費で約 180億円と
用地購入費で約5億円の計約 185億円を見込んでいたが、本体、工場棟の造成から
工事関係、植栽などを含め、
分離発注を合わせて約 178億円ぐらいになる見込みであるとの答弁がありました。
また委員より、市長は6月議会で新焼却炉について市民に対して
説明会などを開きたいと発言しているがどのようになっているのかとの質問に対し、当局より、7月に市報で今までの経過と今後の状況を公表し、8月にはテレビで新炉関係の番組を組んでいただいて市民へのPRをした。さらに、各校区での市長と語る会で、特に時間を割いて現在までの経緯や今後の計画等について説明を行っており、今後ともいろんな機会をとらえて焼却場の建設や今後の計画などについても説明をしていき、
市民説明会にかえていきたいとの答弁がありました。これに対し、市長と語る会では説明の後にいろんな質問が出て、新焼却炉に絞った話にはならない。市報を見て疑問を持った人もいる。どれだけ安全な炉ができるのか、炉の構造等についてもきちんとした説明をして、納得していただくということが大事だと思う。
説明会は開催すべきであるとの意見があり、当局より、
十分協議をして開くことで事務を進めていきたいとの答弁がありました。さらに委員より、安全性の問題と
リサイクルプラザと余熱利用施設等歓迎される施設もできるということを
説明会で強調してもらいたいとの意見がありました。
次に、
リサイクルプラザの整備について当局より、
リサイクルの
優先順位に沿って可能な限り
リサイクルを行うということを
コンセプトにしたい。まず第1に、直接再利用できるものは再利用する。第2に、原材料としての再利用を図る。第3が熱回収をする。この
優先順位に従って施設の設計をやっていきたい。
また、市民への
普及啓発が
リサイクルプラザの重要な機能と考え、ごみの
分別指導や
リサイクル方法の紹介、
リサイクル製品の提供などを通じて市民の
リサイクル意識の高揚を図るということを設計の基本と考える。さらに、
リサイクルの
市民活動の拠点としてのスペースを設け、不
用品情報等の
一元管理も行う方向で設計に入っていきたいとの説明がありました。これに対し委員より、
資源化センターとの兼ね合いはどうなるかとの質問があり、当局より、市民の立場としては
リサイクルプラザなどは1カ所にまとまっていた方がよいと思うが、
資源化センターの有効活用ということもあるので、検討をさせていただきたいとの答弁がありました。
さらに委員より、修理などをして市民に安価で提供していくというが、事業主体はどのように考えているかとの質問に対し、当局より、委託方式を基本に考えているとの答弁があり、また委員より、費用対効果を考えた場合、民間の方で取り組んでいる人たちをサポートしていくなど、本当に行政がやらなくてはならないことは何なのかというところをもう一回詰めて計画を立てていくべきではないかとの意見があり、当局より、高級な機械を使うのではなく、できるだけ人間の目で見て有価物をとるということを基本としたい。修理工房等は市が直接やる必要はないと思うので、できるだけ民間を活用するような形でシンプルに考えていきたいと思っているとの答弁がありました。また、
リサイクルプラザは焼却炉と同時期の完成を考えているようだが、何も急いでこれに合わせるのではなく、じっくりとよいものをつくってほしい。長期間使うわけだから、しっかりしたものが必要だと思うとの意見に対し、当局より、
リサイクルプラザと炉は連動したものになるので、新炉の完成と同じ時期に稼働できるようやっていきたいとの答弁がありました。
以上、報告を終わります。
○議長(藤田龍之)
ただいまの
中間報告に対して、御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
別に御質疑もないようでありますから、これをもって
中間報告に対する質疑は終結いたします。
△議案上程
○議長(藤田龍之)
第 137号乃至第 154
号議案、以上の諸議案を一括して上程付議いたします。
なお、平成11年度佐賀市
一般会計継続費精算報告書の報告について、平成11年度佐賀市
公共下水道特別会計継続費精算報告書の報告についてが第8号報告及び第9号報告として、また、損害賠償についての
専決処分報告が第10号として提出されておりますので、申し添えます。
△
提案理由説明
○議長(藤田龍之)
議案の朗読は、これを省略し、直ちに上程諸議案に対する提案理由の説明を求めます。
◎市長(
木下敏之)
おはようございます。本日、佐賀
市議会定例会を招集し、当面する諸案件につきまして、御審議をお願いすることになりましたので、これら上程諸議案の概要につきまして、御説明を申し上げます。
まず、補正予算議案につきまして、御説明を申し上げます。
今回の補正予算は、国県補助事業の内示・交付決定等に伴う経費、その他当面の事務事業に必要な諸経費につきまして、所要の補正措置を講じております。
第 142
号議案「
一般会計補正予算」は、補正額約23億 9,800万円で、補正後の予算総額は、約 537億 4,600万円となり、前年度同期の予算に比べて、 7.6%の増となっております。
以下、主な内容を御説明いたします。
● 今や地球的な規模に及んでおります環境問題に関しましては、市といたしましても地球温暖化防止率先行動計画(エコアップアクション佐賀市役所)を策定し、これまで、さまざまな取り組みをいたしておりますが、今回、省エネルギー推進のための経費を計上いたしております。
これは、通産省の外郭団体であります、新エネルギー・産業技術総合開発機構、通称NEDO(ネド)の補助制度を活用し、省エネルギー効果の高いシステムや機器を採用して、市庁舎の受電設備、空調設備、照明設備及び第 144
号議案関連の下水浄化センターの送風機設備等を改修し、使用電力の節減を図るものであります。
また、あわせて市単独事業として、文化会館の空調設備の改修を行うことにいたしており、これらの事業を実施することにより、地域の省エネルギー普及促進の先進的役割を果たしたいと考えるものであります。
一方、循環型経済社会への転換を目指し、
● 廃棄物の減量化・
リサイクルにつきましては、平成13年4月から、いわゆる家電
リサイクル法が施行されますが、この法律で対象となるものは、エアコン、テレビ、電気冷蔵庫及び電気洗濯機の4品目で、その再商品化等が義務づけられることとなります。
これを進めるためには、消費者、小売業者、市町村、製造業者により、適正な排出・収集及び運搬引き取りが行われる必要があります。
このため、現在の粗大ごみとしての処理方法から、家電
リサイクル法による処理方法への移行がスムーズに行えるよう、来年4月の施行までの間に、小売業者との協議や市民への普及・啓発を行うこととしており、今回このための経費を措置いたしております。
次に、本市の観光振興に関しましては、
● これまで、バルーン大会や栄の国まつりなどイベントの開催・運営を中心に事業を実施してまいりました。
しかしながら、佐賀市の観光産業はまだまだ未成熟の状況でありますので、魅力的な観光地形成や観光産業育成という観点から、新しい観光政策の確立・展開が求められています。
このため、観光振興戦略プラン策定事業として、本市観光の基本的な方向性を探るための経費を措置いたしております。
このプランは、歴史文化、自然環境など地域で埋もれている資源の評価や観光面での利活用の可能性を調査し、また、どの年齢層、どの方向をターゲットとするかなど、専門家によるアドバイスを参考にし、現在策定中の佐賀市総合計画と連動した佐賀市の観光振興に関する基本的な政策を確立し、具体的な施策、事業を示すものであります。
さて、
● 本市の最大のイベントである佐賀インターナショナルバルーンフェスタは、ことしで21年目を迎え、 100万人規模の観客を集める世界有数の熱気球大会として発展し、定着をいたしております。
今後、この大会をバルーンイベントとしてのみならず、本市経済へのさらなる波及、特に商業振興にも大きく貢献できるようにしていくことが望まれます。
ことしは、大会期間中、商店街をサテライト会場として位置づけ、地方ではなかなか体験できないような魅力あるイベントを開催することによって、バルーン会場の観客を取り込み、商店街の活性化とイメージアップを図ってまいります。
次に、駅前開発の一環としての
● 佐賀駅
バスセンターの改修事業につきましては、今回、基本的構想案を策定するための経費を措置いたしております。
老朽化している
バスセンターは、佐賀市の玄関口としてふさわしいものにする必要があり、また、JR佐賀駅と
バスセンターとの連絡通路は、階段式の地下通路のみであることから、利用者にとって不便なものとなっておりますので、これらを
平面交差に改修し、施設の
バリアフリー化を行い、乗り継ぎ機能の強化を図りたいと考えております。
今回の構想案作成につきましては、専門家などにいろいろな面で提案をいただき、これをもとに、早急に原案を練り上げていきたいと考えております。
さて、窓口業務の中でも
● 主要な戸籍業務につきましては、これまで電算化がなされておりませんでしたが、平成14年当初からの稼働を目指し、取り組んでまいります。
平成6年の戸籍法の改正により、各市町村では電算化が進められ、現在まで、全国約 470の市町村で導入されております。
本市におきましても、戸籍及び附票等のシステム化を図り、あわせて人口動態など周辺事務の自動化を図りたいと考えております。
これによりまして、戸籍事務が正確かつ容易に行えるようになり、窓口住民サービスの向上に大きく寄与できるものと期待いたしております。
次に、教育施設の環境整備につきましては、
● 昭和30年から40年代にかけて建設された小中学校の校舎等につきまして、耐震診断を実施する経費を措置いたしております。
この調査結果を受けまして、校舎改築や大規模改造の
優先順位を決定し、的確な耐震補強・大規模改造等を実施していきたいと考えており、また、このことが環境保護の面においても貢献していくものと考えております。
また、
● 現在、県事業で推進中の
佐賀城公園整備計画により
赤松公民館の移転が必要となりましたので、今回、その調査設計に必要な経費を措置いたしております。
現在の公民館敷地は、(仮称)
県立歴史資料館の駐車場となりますことから、平成14年度までに赤松小学校南の旧テニスコート跡地に
移転改築いたすことにしております。
このほか、今回の補正予算では、前年度繰越金の処理としての財政調整基金、公共用施設建設基金への積み立て及び年次計画による廃棄物処理施設建設基金への積み立てを、また、今後の公債費の増加に備えるための財源として、減債基金への積み立てなどを措置いたしております。
以上、
一般会計補正予算の主なものを御説明いたしましたが、この財源といたしましては、市税、地方特例交付金、地方交付税のほか、国・県支出金、繰越金等で措置し、予備費により収支の調整をいたしております。
なお、債務負担行為の補正として、人事給与システム機器借上料、戸籍情報システム開発経費並びに都市計画街路白山呉服元町線2工区の用地買収経費及び損失補償を措置いたしております。
次に、特別会計補正予算につきまして、御説明申し上げます。
第 143
号議案「
国民健康保険特別会計補正予算」は、前年度療養給付費の確定に伴う返還金及び前年度決算に基づく繰越金を計上し、さらに介護保険施行に伴う財政影響に対する介護円滑導入給付金を措置し、予備費により収支の調整をいたしております。
第 144
号議案「
公共下水道特別会計補正予算」は、下水浄化センターの管理体制の変更に伴う組み替え及び同センターの維持補修経費等を計上いたしております。
財源といたしましては、このたび大和町との間で締結いたしました公共下水道に係る事務の委託に関する協定書に基づく工事負担金等で措置し、予備費により収支の調整をいたしております。
第 145
号議案「
農業集落排水特別会計補正予算」につきましては、主に前年度繰越金を計上いたしております。
以上で、予算関係議案の説明を終わりますが、なお、細部につきましては、歳入歳出補正予算事項別明細書等により御検討をいただきたいと存じます。
次に、条例等の議案につきまして、御説明を申し上げます。
第 152
号議案「佐賀市
歴史民俗館条例の一部を改正する条例」は、佐賀市歴史民俗館に旧三省銀行及び旧福田家を加えるものであります。
平成9年の秋に柳町に開館しました佐賀市歴史民俗館は、歴史的建造物として貴重であり、佐賀市指定重要文化財となっている明治期の建物を復元整備した旧古賀銀行及び旧古賀家並びに江戸期の家屋を移転復元した旧牛島家でありまして、当時の建築様式、生活様式等を公開し、展示し、また、利用をしていただくことにより、市民に昔の人々の暮らしを理解していただくためのものであります。
これらの建物のほか、柳町の長崎街道沿いに所在します明治期の銀行として建築された旧三省銀行及び松原四丁目に所在します大正期の近代和風建築であります旧福田家についても、佐賀市が重要文化財として指定し、平成10年度から復元整備を行ってまいりました。
今回、これらの整備が本年7月に完成したことに伴い、旧三省銀行は、展示館として各種の歴史資料の展示及び市民の芸術文化活動の発表の場に、また、旧福田家は、貸館として市民の活動の場に利用をしていただくため、佐賀市歴史民俗館に加えたいと考えております。
その他の議案につきましては、それぞれ議案の末尾に提案理由を略記いたしておりますので、それにより御承知をいただきたいと存じます。
何とぞ、よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
△
農業委員会委員推薦
○議長(藤田龍之)
次に、
農業委員会等に関する法律第12条の規定により、
農業委員会委員の推薦を行います。
この際、
地方自治法第 117条の規定により、持永議員、南里議員、川崎議員、黒田議員、山田議員の退席を求めます。
〔持永議員、南里議員、川崎議員、黒田議員、山田議員退場〕
お諮りいたします。推薦の方法は、議長において指名いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よって議長において指名推選することに決定いたしました。
それでは指名いたします。持永議員、南里議員、川崎議員、黒田議員、山田議員、以上5名を指名いたします。これに御異議ございませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました各議員を
農業委員会委員に推薦することに決定いたしました。
持永議員、南里議員、川崎議員、黒田議員、山田議員の入場を許可いたします。
〔持永議員、南里議員、川崎議員、黒田議員、山田議員入場〕
△散会
○議長(藤田龍之)
本日はこれをもって散会いたします。
明8日から11日まで休会いたします。
本会議は12日午前10時に再会いたします。
午前10時34分 散会...